<鍼灸と気について>
東洋医学では身体の中で起こるあらゆる現象を、古来より“気”という言葉で説明してきました。
気の働きの不調和があらゆる病気を引き起こす原因となります。
病気を引き起こす原因である気の過不足・停滞・充満などの不調和を、鍼と灸で整えます。
しかし、むやみやたらに鍼灸すればよいというものではありません。何千年と研究・実践されてきた東洋医学の理論にのっとり、治療を行えば驚くような効果があります。
<鍼灸治療の目的>
ではなぜ鍼と灸が気の不調和を整え、病気を治癒させることが出来るのでしょうか。
ふだん行う鍼灸は痛みや熱さはほとんど感じません。
刺激としては微々たるものです。
微々たる刺激ですが、身体はきちんとそれをとらえ、反応します。
それは刺激に対する防衛反応であり、それによって引き起こされる修復作用です。
鍼灸で刺激することで反応を引き出し、結果として治癒力を高めるということです。
鍼灸の効果は最初は数日程度ですが、繰り返し鍼灸を行うことで効果の持続時間は徐々に延長していきます。
そして徐々に体の気の流れも整い、症状も取り除かれていきます。
<使用する針>
使用する針は細く軟らかく刺激の少ないものになります。
全て使い捨てですので、衛生面でご安心いただけます。
<何に効く?>
鍼灸は、急性の症状によく効きます。
また、慢性的な症状や、難しい病気でも繰り返し治療を行うことで症状は緩和していきます。
古来より鍼灸はさまざまな疾患の治療に用いられてきました。
どんな疾患に鍼灸が用いられてきたのか詳細はコラム「昔の病名」を参照してください。
<こどもにも、はり治療はできる?>
小児には、鍉鍼(ていしん)という、先端の丸い刺さらない針で撫でたり、ツボを刺激したりする“小児鍼(はり)”を
行います。小児鍼に慣れてくるとその心地よさに、子どもたちはうっとりしてしまいます。
小児鍼についての詳細はコラム「小児鍼について」を参照してください。
<妊娠中の治療>
漢方薬の苦手な方には、オススメです!
妊娠中に起こりやすい様々な不調を改善できます。
<望妊治療>
はりやお灸で、体全体の調子を整え、子宮のコンディションもよくなります。
こちらも、漢方薬の苦手な方にはおすすめです。